直接命にかかわらないものの、本人にとっては本当につらくてやっかいな「慢性頭痛」。生活や仕事にも支障がでる頑固な痛みに襲われ「首から上を切り離してしまいたい」と悩んでいる人もいるでしょう。

風邪や二日酔いからくる頭痛しか経験のない人たちは、「頭痛なんてすぐ治る、病気じゃない」だとか、「病は気から」なんて言うでしょう。肩こりだけでも辛いのに、頭痛までしているのですから、本人にとっては本当に深刻な悩みです。
日本人に多い「緊張型頭痛」

「片頭痛」「緊張型頭痛」「群発頭痛」と言った慢性頭痛に悩まされている人は3000万人。その慢性頭痛のおよそ7割を占めているのが「緊張型頭痛」で2100万人を数えます。

緊張型頭痛は、年々患者数が増加しているにもかかわらず、この疾患に対する社会的認知度は低く、また効果的な診療のプロセスがないこともあり、我慢しながら頭痛と付き合っている患者さんが多いのが現状です。

命に別状はないといっても、当人にとっては「物事に集中できない」「頭を取り替えられたらいいのに」など、痛みは日常生活が憂鬱になるほど深刻です。
緊張型頭痛 セルフチェック

後頭部を中心に、頭全体が締め付けられるような痛みが一日中、そして何日も続き、また肩こりや首のこりに悩まされるようだったら、緊張型頭痛の疑いがあります。あなたは大丈夫ですか?次のチェックリストにイエス(○)、ノー(×)で答えてください。

▼首筋から後頭部にかけて痛む

▼頭に枠をはめられているように痛い。重石を乗せられている様な痛みがある

▼首や肩にこりがある

▼目の疲れ、めまいを起こすことがある

▼痛みはだらだらと続く

▼痛むのは毎日から週に数回

▼パソコンを使ったり長時間のデスクワークをしている

▼ストレス過多だと思う

▼入浴、運動、マッサージをしたり酒を飲んだりすると楽になる

上記項目で○印が4個以上つくと、まず緊張型頭痛を疑ってかまいません。
ストレスによって起こる緊張型頭痛

緊張型頭痛はストレスによって引き起こされますが、原因となるストレスの種類によって2つに大別されます。

(1)精神的なストレスが原因の場合

対人関係などによる精神的ストレスがたまると、神経や筋肉の緊張が高まります。 この緊張が脳に影響を及ぼし、痛みを調整する昨日がうまく働かなくなり、頭痛が続くようになります。

(2)身体的なストレスが原因の場合

不自然な姿勢などが原因で筋肉への負担が身体的なストレスになり、これによって頭痛が起こります。このような頭痛は、たとえば一日中コンピューターに向かう人に多く見られます。

コンピューターに向かう姿勢、すなわち、上半身をやや前かがみにして、両手を持ち上げたまま作業する姿勢は、人間にとっては不自然なものです。

この姿勢を続けることで身体的なストレスが強くなり、やがて緊張型頭痛を引き起こしてしまうのです。頭の周りに幾重にもある筋肉が収縮して頭痛が起きるので、頭をはち巻きで強く締め付けられるような痛みが起きます。

たとえば、長年緊張型頭痛に悩んでいるウェブデザイナーのMさんの場合はこうです。

「仕事がらずっとパソコンに向かっているので、肩凝り、首凝りがひどくて、頭もいつも痛いんです。サイズの小さなヘルメットを無理やりかぶせられているような痛みです。痛みが始まると、仕事や遊びにに集中出来ないので、市販の鎮痛剤を持ち歩いています。」Mさんと緊張頭痛の付き合いはもう10年近く。頭痛がひどく、何日も続く時には市販の鎮痛剤を常用していたといいます。

「市販の薬を飲んでいるうちに、ついつい頻度が増してだんだん効かなくなってきたように感じます。整体等にも通いましたが、仕事をしているとやはり肩や首がこる。すると頭痛が起きてしまうので、やはり薬を飲む事が手っ取り早く、ついつい飲み過ぎてしまうんです。」

Mさんの場合、市販の頭痛薬を自己流で飲み続けていたため、頭痛をこじらせて慢性化させてしまったようです。

これは、薬を長期にわたって常用すると体が薬に慣れてしまって効きにくくなり、「薬の効果が切れる⇒薬を飲む」という悪循環に陥り、「薬剤誘発性頭痛」といわれる症状が起きているためです。

頭痛薬を服用すれば、痛みは治まりますが、また頭痛は襲ってくるので、根本的な解決にはなっていません。

整体・カイロで頸椎を矯正して神経への圧迫をなくせば、薬なしで頭痛は治まります。
1度、当院の本格的な整体・カイロをお試しください。

すこやかケアー(整体・カイロ・マッサージ・気功)

一覧へ戻る